■ 当院は「かかりつけ医」として次のような取組みを行っています
■ 院長の診療メモ
◆高齢者の
肺炎球菌とは、鼻やのどの奥につきやすい最近の一つです、健康で体力のある状態なら免疫力が十分あるため感染症を引き起こすおこすことはありません。しかし、高齢や体調を崩すなど何らかの原因で免疫力が低下していたり、かぜを引いた後などに肺炎球菌による感染症(肺炎・髄膜炎・菌血症/敗血症・中耳炎など)を発症することがあります。
65歳以上の方は、見た目は元気なようでいても免疫機能が低下し始めていますので、感染症にかかりやすくなっています、予防接種を受けるなど万全の予防策を心がけることが必要です。
65歳以上の方がかかることのある肺炎球菌感染症の1つが「肺炎」です。
主な症状は、せき・発熱・たん など、かぜの症状と似ているため、肺炎は“かぜをこじらせたもの”と考えられがちですが、肺炎とかぜは違います。
肺炎は、細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺の肺胞に感染して炎症を起こします。
このガス交換に障害が生じると、息切れ・黄色〜緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも症状がながく続き、一般的なかぜよりも症状が重くなります。
息が浅くなる・呼吸が速い・ぐったりする・食欲が無い などは、気づきにくい症状のため、肺炎と気づかないまま悪化させることがあります。“かぜだと思っていたら、肺炎になっていた”ということがないように、こうした症状が3〜4日続いたら、肺炎を疑って医療機関で診察を受けて下さい。ただ老人にあっては、誤嚥による肺炎もあります。
現在肺炎は、日本人の死因の中で、がん・心疾患につづく第3位となり、肺炎で亡くなる方は、年間12万人に達しています。そのうち96.8%が65歳以上です。肺炎にかからないためにはワクチン接種などの予防対策が必要です。
仁一 記